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2007.01.31

清宮克幸の監督室 90『スポーツはシナリオがないドラマ』

◆魔物が棲む時間帯

070131_130724_mヤマハ戦の1点差の勝利は、チームにいい緊張感と1つ1つのプレーの大切さを、改めて気づかせてもらったという様に考えています。「スポーツはシナリオがないドラマ」と言われますが、ヤマハに結果的に1点差で負け、1点差で勝ったという2試合は、後から2006年シーズンを振り返った時に、タイトルの見出しになる様な出来事だった、ということになるんじゃないかと捉えています。

あの10分は、本当にどうにもならない時間でした。スタンドで見ていて、早稲田大学監督1年目の大学選手権1回戦、前半40-0、終わってみたら58-54という試合を思い出していました。当時も点数が開いた状態で、その後にセミファイナルへ進むのにこんなルーズな試合じゃダメだたと思って、メンバーをババッと入れ替えたんです。そうしたら大変なことになった。

選手が相手をなめているとか気を抜いているとかではなく、魔物が棲む時間帯だと思います。他のスポーツにもありますよね、同じ様なことが。勝つために必要な要件の、ほんの数パーセントのマネジメントの要素が出て、最後に勝ったと思いますが、ヤマハも強いですね。リーグ戦で東芝にも勝っていますし、能力の高いチームです。

◆オールブラックスのマネジメント

オールブラックス(ニュージーランド代表チーム)だと、あぁいう時のマネジメントも用意されているそうです。それをエル(アラマ・イエレミア/バックスコーチ)から聞いて、とても参考になりました。それが何かはここには書けませんし、また実際にそのマネジメントを使う時が来たら困ります(笑)。

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トーナメントではあぁいったことが起こるということですが、オールブラックスはワールドカップで何度もそういうことを繰り返して、そのマネジメントを生み出したそうで、経験しないうちにできる様なことではありません。今日の選手ミーティングでは、あの経験の中で次に活かせる部分だけを話します。ネガティブに、あぁだったこうだったとは言いません。混乱したと時の選手リーダーのマネジメント、ということについて話したいと思っています。

小野澤(宏時)ゲームキャプテンが「言葉でいくら言っても変わらなかった。みんな好き勝手なことを言っていた」と試合後に言っていましたが、そこにはそういう時のノウハウがあるんだということをエルから教えてもらって、また1つサンゴリアスは成長していくと思います。

(清宮克幸の監督室 第90回)

2007.1.31 Diary

コメント

『あの10分は、本当にどうにもならない時間でした。スタンドで見ていて、早稲田大学監督1年目の大学選手権1回戦、前半40-0、終わってみたら58- 54という試合を思い出していました。当時も点数が開いた状態で、その後にセミファイナルへ進むのにこんなルーズな試合じゃダメだたと思って、メンバーをババッと入れ替えたんです。そうしたら大変なことになった。』

ああいうときのマネジメントは,その後ご自身が実践なさったではないですか。翌年からは,チームが浮き足立つことはなくなった。点差が開いてるけど,もっと徹底的に破壊してやろう,そんな意志統一が可能になった。ある一つの言葉によって。

「アルティメットクラッシュ」というスローガンのことです。母校に置いておくのはもったいない。これからも使い続けましょう。
(オールブラックス流のマネジメントにも興味ありますが)

投稿: mono | 2007/02/01 15:42:56

http://kiyomiya.cocolog-nifty.com/koufuku/2007/01/vs_2ac0.html

投稿: もう | 2007/02/01 13:10:07

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